ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

岩手大学 大学案内2017

両方に打ち込める場所。 大学進学を考えた時、プロ野球選手と中学校の教員という2つの目標がありました。その両方の夢を叶えるために、教育学部がある地元の国立大学、岩手大学を選びました。両親が教員だったことも少なからず進路を決めるきっかけになっていたと思います。高校入学時には盛岡大附属という野球に力を入れている高校を志望したのですが、その際にも「野球と勉強の両方を頑張る」という条件付きで特別進学クラスに入学しました。それでも高校時代に野球に費やす時間はとても多かったと思います。 岩手大学に入学してからは、高校と生活のリズムが大きく変わり慣れるまで少し苦労しました。ナイター設備がないため全体練習は授業が始まる前の朝の時間帯のみ。その他は空きコマに各自で自主練習という限られた時間の中で部活動を行いました。部員数が少なかったこともあり、野球をすることだけについて言えば、恵まれた環境とは言えなかったかもしれません。しかし今振り返ってみると、この環境こそが自分の成長に大きく役立ったと感じています。限られた時間の中でいかに練習の質を高めるかを考え、一つひとつの練習に集中して取り組む習慣がつきました。また、勉強とのバランスを取れるよう時間の使い方も工夫しました。さらに4年間を通して、顧問の先生には挨拶や礼儀など社会に出る上で必要となる基礎の部分をしっかりと教えていただいたので、そういった面で入団後に苦労することはなく、社会に出て改めて身についたことの多さを実感しました。 また、大学4年生の春に東日本大震災を経験したことで、当たり前に野球ができる環境にいることへの感謝を感じるようになりました。地元の大槌町も大きな被害に遭い、知り合いで直接被災された方もいました。様々な状況を目の当たりにし、多くのことを考えさせられた出来事でした。この経験を通して、さらに岩手に貢献していきたいという思いが強まったと思います。自分はこれまで岩手で関わった多くの人に支えられてここまで来られたという思いがあります。今度は教師という立場で子どもたちを応援し、自分が周りの人を支えられる存在になれたらと思っています。 本当に多くのことを学んだ岩手大学での4年間。自分の意識次第で4年間の価値を変えられるたくさんの魅力にあふれた大学です。自分にとって岩手大学は、人として成長できる場所だったと思います。自分にとって岩手大学は、人として成長できた場所。元福岡ソフトバンクホークス投手三浦翔太さん教育学部 生涯教育課程 スポーツ教育コース(改組前の名称) 2012年度卒業〈盛岡大学附属高校出身〉● 三浦さんの経歴岩手大学野球部に4年間所属しエースピッチャーとして活躍。2012年10月プロ野球新人選手選択(ドラフト)会議で、「福岡ソフトバンクホークス」の育成枠3位で指名され、東北の国立大から史上初のプロ野球入りを果たす。退団後は地元岩手県で中学校の教員免許を取得。2016年4月から県内の中学校で教鞭を取る傍ら、10月に行われる岩手国体への出場に向け野球の練習に励む。IWATE UNIVERSITY 2017 95