ブックタイトル京都市立芸術大学 大学案内 2018-2019

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概要

京都市立芸術大学 大学案内 2018-2019

思国うかと思っていました。しかし1回生後期の工芸基礎のカリキュラムで,染織,漆工,陶磁器それぞれの基礎を学んだ中で一番しつくりきたのが陶芸でした。後になって気付いたのですが,実家に小さい頃から大事にしている湯呑みが自分にとてもしっくりくる感じがあり, その感覚と陶芸とがリンクしたのかもしれません。あの静かな回転に身を任せると,頭の中が空っぽになって何もかも忘れてしまうんですよ。それが自分にはとてもフィッ卜しまし7こ。在学中は,結構悩んでいました。私は周囲の人に圧倒されるばかりでしたし, 自信もなくて, ものづくりにどう向き合えばよいのかずっと悩んでいました。ものをつくっている間は無心になれましたが, いつも立ち止まっては, なぜ自分がものをつくっているのかを考えてばかり。大学時代は自分がものをつくることの意味を考えていた4年間でした。卒業後は就職しましたが,当初企業への就職は考えていませんでした。ただ,偶然に現在勤めている会社の企業理念を知る機会がありT それに強〈共感しました。「ともにしあわせになるしあわせJというのが当社の企業理念なんてーすが,自分達がっくりだしたもので人を幸せにするという考え方に感銘を受けましたね。いざ,働きだすと「社会は広い!J と本当に思いました。年齢1 性別,経験,価値観,好きなもの,全てがバラバラの人と一緒に働く。最初はそのことに戸惑いましたが,同期が楽しい人ばかりで,周りに恵まれました。今の仕事は商品の企画業務を担当しています。一見華やかですが,正直なところ地味な仕事が多いです。また,お客さんや取引先の生産者の方からお叱りをうけることもあり, 万事がノ、ッピーなことばかりではありません。その方で商品を評価していただけることもあり,そんな時はやはり嬉しいものです。それから,今の仕事はものづくりにも関わる部分がありますから,ものをつくる時にメカさんがどの部分で大変かが分かるんです。大学で作り手側に立った経験が活きています。入社後数年して,自分にとっての転機となる商品を手掛けることになりました。それまでは商品を企画しても, なんとなく自己満足に終わっているように感じていて,この商品もその域を出てないように思っていました。しかし,商品を買われたお客様の声の中には,嬉しい反応があり,この時に初めて商品を作った意味を感じられました。そして,この時に私はものを生み出していく側の世界にいようと思い直しました。社会人になってからしばらくは陶芸をしていなかったんですが,大学を卒業してから3年程して陶芸を再開しました。周囲の人に大学で陶磁器を専攻していたことを話すと,皆さん興味津々なんですよ。陶芸の良さを伝えるため,今はマンション住まいなんですが部屋の中に窯と亀〈唾があります(笑)。社会入社7年目。食品事業イベント会場にての中では,ものをつくれる人は稀有な存在だと恩います。現在は自分で作るよりも,自宅を陶芸教室のようにして,友人や同僚と一緒につくることが多いのですが,会社員になっても,ものづくりを諦めずに仕事と両立していけますよ。陶芸は窯さえあればできるので,部屋に窯を置いたことによって,家に人が来るようになりました。陶芸のおかげで,友達がたくさん増えました。窯元に一緒に遊びに行ったりもしています。自己表現も諦めなくていいと思いますね。私は生活にまつわるものをつくることによって, 自分の心が豊かになると感じています。会社員になって『作品』ではなく『商品』をつくることになりましたが,改めて陶芸は食卓を豊かにし,生活も豊かにするものであることに気付きました。ものづくりのスキノレがあるということは,大きな武器だと思います。作家として,暮らしの器をつくっている人もいます。自分がやりたいことを狭めなくていいと思います。「誰かを幸せにすることj。それが工芸の原点だと思います。ア卜も同じで,家に好きな絵があると幸せになれますよね。「これが家にあったらいいなJI誰かが元気になればいいな」そういう気持ちを大事にしていけばよいのではないて、しょうか。今後は,公私ともに,ものを生み出すことで色々な人に出会い,自分もそこから元気をもらいたいです。そして,ものを生み出すことによって,世の中や人々の暮らし・家庭が幸せになっていけばいいななんて大きなことを考えつつ(笑l,日守地道に仕事をしていきたいて、す。制イω~ 受験生そして問へ受験生の皆さんは,勉強が大変でつらい日々ですが,そのような状況にあっても少しでも好きだと思うアートやクラフトに触れて,作り手と対話して欲しいです。大学には色々な人がいます。個性的な人,技術のある人,上手い人,賢い人,憧れの人,それまで、出会ったことのない人。そんな人たちに出会えることを楽しみに頑張ってください。在学生の皆さんは,答えが出ないことに対して,焦り,迷うことがたくさんあると思います。自分はできませんでしたが, I手を動かすこと」と同じくらいに,f考えることJI色々なものを見ること」も経験して欲しいです。., .*.,,・ー,? , ?・8 ,._.T..?.- ,.., ,・・・._・a ..?.. * .,,‘...?. - ,.- ., ,-t・..・e .-.. ,._.....,.-.-'. . , ,・・・._・a ,._.. ?... .*.,.? . -- .. ,a , a p.t・ee-インタピュアー取材日取材場所-.-... .-. . , ? ~ a, ?木田陽子(美術学部陶磁器専攻2回生*)前瑞紀(美術学部陶磁器専攻2回生*)キ取材当時2017年11月23日本学大学会館サロン.a .,.._.......-. , ..,・..-_.・,._...,・"...- ., - a ・・s ・4・.-.- .-. ? ..,_.- ,.- ' .,f-.- ・., -.. .- ._,_.・?- - ,_.?- .e ・... .,. .、. ,.._.. ?.~ ~.. .-. .-. ,-. .-. .-....-.,... ,. " ・a・・a ・晶且・晶A ・__A ・