ブックタイトル京都市立芸術大学 大学案内 2018-2019

ページ
57/122

このページは 京都市立芸術大学 大学案内 2018-2019 の電子ブックに掲載されている57ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

京都市立芸術大学 大学案内 2018-2019

になると,その年の定期演奏会から出演者選考にオーディション制が導入されました。それまでは実質的に上回生から選考されていたため,下級生にはなかなかチャンスは巡ってきません。私はこれをチャンスと捉えてオーディションを受け,その結果ステジに上がりました。こうした行動の背景には,自分の意識の変化が影響していて,この時期から「攻めていこうJを合言葉に,自分の存在をアピーノレするために何事に対してもアクテイブ、に動こうと考えるようになりました。それは「私はここにいるJということを知ってもらうためには,どうすべきかという問いに対する自分なりの答えでした。2回生後期になると,それが実を結んだのかどうかは定かではありませんが, プロオーケス卜ラから声が掛かるようになりました。オーディションに合格したわけではありませんでしたから,私がオーケス卜ラプレイヤーを目指して頑張っている様子が先輩方の自に留まったので、はないかと思います。2回生後期の定期演奏会て、はメインの曲のテインパニを担当しました。この演奏会で指揮を援られた尾高忠明先生(現客員教授)が私の演奏を気に入ってくださり,後日お会いした際に「君はこの先日本を代表するティンパニ奏者になれるJとの言葉をかけていただきました。本当に嬉しかったですし,今でも心の支えになっています。3回生になりソロも頑張ろうと思い,日本管打楽器コンクノレに出場し,二次審査まで進むことができました。学部生時代から楽団のオーテ.イションを受けていましたが. 4年間では進路が決まらず大学院に進学して,学部生時代と同様に何事にも攻めの姿勢で取り組んでいました。その甲斐あって院2回生のときに受けた兵庫芸術文化センター管弦楽団(PACオーケストラ)のオーディションに合格し入団が決まりました。思い返せば大学時代は練習ばかりの毎日でした。大学生活を普通に楽しむのも悪くはありませんが,音楽を生業にしようと思うなら,それ相応の努力が求められます。オケス卜ラプレイヤーを目指していた私は,その道のりが厳しいものであることを覚悟していましたし,そのためには自分の存在をアピーノレすることも含めた努力と誠実に音楽に向き合う姿勢が必要と考えていました。修士2回生の時に開いた青山音楽記念館で、の修士演奏リサイタノレが成功し,その演奏が認められて青山新人賞を獲得することができました。新入賞の副賞として海外留学のための奨学金をいただいたので,大学院修了後.PACオーケストラ入固までの期間を利用して. 3箇月程ドイツとオーストリアに向かいました。西洋音楽をやるならー度は本場を見るべきと考え現地を訪ねたのですが,音楽を取り巻く環境や文化,そして演奏もヨーロツパと日本とでは全く異なることを肌で感じることができました。この後PACオーケストラに3年間在籍した後. 2年程フリーランスで活動しました。海外も含めてオーディ、ンョンを受けていたところ, フィンランド放送交響楽団は,私のような留学経験のない日本人にとってハードノレの高い書類審査の前にDVD審査が行われることを知りました。放送響でのリハーサルの様子応募したところDVD審査を通過してオーディションに呼ばれ,採用が決まったので、すが,まさか自分がフィンランドで活動することになるとは想像もしていませんでした。オディションに受かつて2017年の9月に楽団内のポジションが副首席打楽器から副首席テインパニに変わりました。自分の夢だったティンパニ奏者になれたと言えるようになりましたが,これがゴーノレではなく, ここからがスタートだと思っています。フィンランドと日本ではオーケストラの環境はもちろんですが,演奏で良しとすることも大きく違います。ドイツやフランス, アメリカに渡った人は多くても,北欧は少ないと思いますから,私が現地で感じた良さを日本に持ち帰り,京芸の学生はもとより次世代に伝える橋渡し役になりたいで‘すね。制《ωa.gf:) 受験生そして在学生へ在学生の皆さんは,海外には目を向けておくべきだと思います。海外に出ずとも日本で十分学べるよという人もいるし,私自身そう思っていましたが,いざ海外で生活してみて考えは変わりました。日本の打楽器奏者のレベノレが高いのは間違いありませんが,日本で学んだ後に海外を経験した人とそうでない人とでは音のイメージがかなり違います。西洋をルーツとする音楽に取り組む以上は海外で学んだ方がよいですし,現地の空気は味わっておくべきだと思います。ずっと海外で頑張る必要はありません。合わないと思えば日本に帰ってこればよいだけのことです。私もあれこれ挑戦して.失敗もありましたが後悔はありません。特に学生のうちはプロセスが大事です。失敗を恐れず挑戦しましょう。仮に失敗したとしても,後ろを擦り返ってみれば必ず成長した自分がいるはずです。これを繰り返すうちに素晴らしい音楽家になれるのではないでしょうか。私もまだまだ現在進行形です。私にとって京芸は音楽を学ぶ上で非常に良い環境でした。カリキュラムはもちろんですが,学生が少ない分,先生や学生聞の距離が近く,学生同士で切薩琢磨し合えます。京芸に入学していなければ,自分の進んだ道は今とは異なっていたかもしれません。受験生の皆さんが京芸で学びたいと考えているのであれば,目指している場所は正しいと思います。大学受験を考える時点で将来のことを考えておいた方がよいと思います。途中で路線変更することは全然構いませんから,早い段階で自分の将来について明確なプランを持つことをお勧めします。ee,'e? ,?".?- ?, # .-# '.・e .-...・-."-.-. ." .・...# .-#, - .-. ,-.-,・.--'" # .-# 1 .・ ..-e ・" y .. - . ,. --インタヒ'ュアー取材日取材場所#'#.-#'#."'#1'‘池内里花(音楽学部管・打楽専攻4回生*)山田春佳(音楽学部管・打楽専攻2回生*)瀬之口朔也(音楽学部管打楽専攻2回生*)重松歩(音楽学部管打楽専攻1回生*) *取材当時2018年1月5日本学音楽研究棟・... .? ? 回惨. _ .-. .,-.-.?? ? # .-#1 ・三. -...・" ..-" ・-._ . .. .・ #1 a ・・4・_. ,'F, e,," ee-,',e',' ev,e e'. l,,,,,Je,'a,l,, e.ee'e!'e'a・1,. ・,'a,53'e' e,e.ea,e.e,e.e,ea'e.-- ..・A _- A I