第8回 全国高校生・高等専修学校生『私のしごと』作文コンクール入賞作品集

第8回 全国高校生・高等専修学校生『私のしごと』作文コンクール入賞作品集 page 18/52

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村井宗明文部科学大臣政務官司闇〆ではいられませんでした。しかし一方で、原発の事故対策や津波の救助活動などに献身的に尽くされた多くの人々を見て、心強い思いも抱きました。命の危険を顧みず放水活動をされた東....

村井宗明文部科学大臣政務官司闇〆ではいられませんでした。しかし一方で、原発の事故対策や津波の救助活動などに献身的に尽くされた多くの人々を見て、心強い思いも抱きました。命の危険を顧みず放水活動をされた東京消防庁の皆さん、救助活動に全力を注いだ自衛隊員の皆さん、最後まで防災放送で町民に避難を呼びかけ、亡くなられた町役場の女性職員。9日ぶりに瓦牒の中から祖母と孫を救い出した、若干加歳の若き警察官もいました。その若者は「自分は警察官になって良かった」と咳いたそうです。また地震学者は、千年以上前に起こった貞観津波を踏まえて、今回の津波の被害をすでに予測していたそうです。彼らは「もっと強く行政に働きかけて対策をすべきだった」と強い後悔の念に打ちひしがれていると聞きました。挙げればまだまだありますが、このような人々に共通するのは、それぞれの仕事に対する強い使命感です。仕事に対する使命感ほど尊いものはありません。皆さんの作文がこれだけの栄誉を勝ち得たのも、仕事への使命感を皆さんが理解していたからではないかと考えています。皆さんは必ず、その強い使命感に動かされて夢を叶えることができるでしょう。それは本当の意味での社会貢献だと信じています。改めて、さわやかな感動を与えてくれた皆さんに感謝申し上げます。封匙、4FL来賓祝辞唾彰入賞おめでとうございます。栄養士になるという夢。和服を作る、パティシエになる、コンピュータを扱う。どれも本当に素晴らしい夢です。今回4674人の夢を集めて頂いたNPO法人仕事への架け橋の皆様に心より感謝いたします。人間には何が必要でしょうか。もちろん暗記力や腕力も必要です。でも一番必要なのは、夢力(ゆめぢから)だと思うのです。夢力があれば、どんな困難も乗り越えられる。夢力があるから頑張る気になれる。夢力があるから、倒れても倒れても最後に立ち上がることができるのです。今回の入賞は決してゴールではありません。作文に記した夢を将来実現するために努力する、そのスタートを切ったわけです。経済状況が低迷する中、4674人全員の夢が叶うのは難しいでしょう。でも強い夢力があれば必ず実現できます。私も、高校時代から政治家を志しましたが、最初は親も先生も「現実を見ろ」と相手にしてくれませんでした。選挙に出たときは周囲も呆れていました。しかし9年間議員を続けるうちに次第に理解が得られ、今では応援してくれています。親にも先生にも感謝しています。それも夢力があったから頑張れたのです。人は競いあうものですから、本来の才能よりも、死に物-謝料織仙…'i;ず騨蕊息「夢力」で困難を乗り越えて一仕事への使命感を大切に壷》塗.副《識、蕊.鼠.‘ー瀞表式及川良一全国高等学校長協会会長全国高等学校長協会会長賞を受賞された山崎志雄君の作文を読んで、私は次の言葉を思い浮かべました。「疾風勤草(しっぷうけいそう)」。疾風というのは「はやて」と書き、突風や強い風を意味します。勤草というのは強い草です。突風が吹けばほとんどの草は倒れてしまう。しかし本当に強い草は、強い風の中でも決して倒れない。疾風の中でこそ、本当にその人の強さが分かるという意味です。別の言葉でいえば「ピンチはチャンス」・逆境の中でこそ、その人の真価が発揮されるのです。私は山崎君が、つらい経験を糧に、自分の将来の職業を見出したことに大変感動しました。山崎君の強さを感じました。しかしその強さは、たったひとりの強さではありません。他者に対する思いやりの心もしっかりとあります。このような強さと、他者に対する思いやりで、自分の夢を叶える職業にいきついた。ここから生まれるのは「使命感」に他なりません。私は岩手県の生まれです。生まれ育った街があの津波に襲われたときは、平静な気持ち