第8回 全国高校生・高等専修学校生『私のしごと』作文コンクール入賞作品集

第8回 全国高校生・高等専修学校生『私のしごと』作文コンクール入賞作品集 page 39/52

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iテーマ。仕事で、東北を復興させよう!〕国グ遠藤広樹入賞作品鰻需時けたもので戎からです。新しい福島県を作るうえで、歴史は更に重要な意味を持ちます。私はそれを伝える大きな力になりたいのです。そして今も歴史は生....

iテーマ。仕事で、東北を復興させよう!〕国グ遠藤広樹入賞作品鰻需時けたもので戎からです。新しい福島県を作るうえで、歴史は更に重要な意味を持ちます。私はそれを伝える大きな力になりたいのです。そして今も歴史は生み出されています。当然福島県のこの苦しみ続けていく日々と同時に、復興を成し遂げていくという歴史は日本にとって重要になっていくはずです。そうすると、福島県の希望と苦しみという現状を主張し、日本全国に伝えて、創世紀の歴史に記していかなければならないと考えます。私はこの震災状況を伝える活動として、今高校の部活で福島県唯一の弁論部に所属しています。弁論というとあまり聞きなれない人も多いと思いますが、壇上で自分の主張を自由に述べることが出来て、更に大会が全国なので、数々の全国の友人とふれあいが出来る楽しい部活です。私の話したことが一人の聴衆に響き、そしてその一人の聴衆が私の言ったことを家族や友人に伝え、その家族や友人がまた他の人に伝えていくことが出来たら、私の弁論という小さな活動もこれからの大きな力になっていくはずです。しかしこの私だけの力ではいくら何百人の人に訴えられるからといっても、福島県の苦しみの歴史をより鮮明に日本の歴史に残していくのは難しいのです。そこで3.u以降の福島県の歴史を全国で伝えていけるような福島の弁士の数がより多く必要です。つまり教師として2つの目標を掲げます。1つ目は授業で歴史を教えること。そして2つ目は部活動の指導において弁論部を立ち上げたいと思っています。よく東北人は口数が少ないと言われていますが、もっとしっかりと声を上げて「福島」を伝えていく弁士を育てたいのです。過去から受け取った歴史を伝えるだけでなく、これから作り出させる歴史を伝える力にもなれたら、まさしくこれが私に出来る、教師という仕事で東北、日本を復興させることです。過去を教える歴史と未来へ発する弁論からなる私のWORK11福島県立会津高等学校3年福島県会津の地で3.uを経験した私もこの震災発生当初、数多くの不安がありました。その中でやはり高校生としてはいつ学校が再開することが出来るのだろうか?という疑問は大きいものでした。実際ほとんどの会津の学校では4月に始業式を行うことが出来ましたが、福島県の大部分の地域では間に合いませんでした。私の通う会津高校でも滅茶苦茶に物が散乱していた状況から生徒と先生方の努力により何とか1ヶ月で普通に授業を行う日々に戻ることが出来ました。しかし新入生の制服の注文は間に合わず、仕方なく全員中学校の制服を着て入学式に臨んでいたことを覚えています。また授業も会津地方の高校では普通に自分の教室で受けることが出来たものの、他の福島県の小学生や中学生や高校生などは体育館を区切って仮教室として勉強をせざるをえない状況でした.更に福島県は何といっても原発事故の被害があまりにも大きく、放射能濃度が1時間あたり平均1マイクロシーベルトと高い地域では子供が外で遊ぶことが出来ない状況です。また県外避難者数は6万人と日々増えていき、もともと地方の福島県は少子化が進んでいましたが、原発がどどめの一発の引き金を引いたせいで、ますます少子化に拍車がかかっています。今後の新しい福島県を作っていくのは私達です。そしてその大きな力になるのはやはり教育だと考えます。日本が戦後から立ち直った理由が教育であったように、色々な知恵があってこそ復興が出来るのです。だからなおさら子供の数が減っている分、私は将来福島県の教師になり、少ない生徒数でも一人一人の学力を上げて福島を復興させる力を育てたいと考えています。具体的には高校の地歴の教員を希望しています。どうして地歴かというと、今回の原発事故が広島、長崎の原爆、チェルノブイリや東海村の恐ろしい原発事故の歴史があったのにも関わらず、福島県民はその本当の恐ろしさを教訓と出来なかったj白〆~電